//
7 mins read

The low of nature 01


*****************************************

「マンゴー、まだ小さいよ〜見てみる?どうぞ」

農園で見せてもらったマンゴーの木にはとてもちいさな花芽が出ている頃だった
モコモコと
ハウスの中を奥の方までたくさんの小さな木が並んでいる

毎日毎日、その花芽を振り落とす作業が延々とつづく
一本の木にできる1つのマンゴーを大切に育てるため、気の長い作業が続く
合間に
ハエがブンブン飛んでいる

果実に一番重要な受粉
それを暑い沖縄では夏場蜂にやってもらうことができない為、
ハエにしてもらうと言う
そのためにハウスの真ん中でたくさんの蛆虫を育てている

「今日は漁師さんに大きな魚のアラをもらってきたから」

魚のアラを数日放置しておくと自然に蛆虫が育っていく
白いちいさな蛆虫の群れが大きなうねりのように魚の上を動き回っている様子
忘れない


ハエが汚いという記憶はどこからやってきたのか

そういった自分の中の知らないうちにできたちいさな当たり前にハッとする

その存在に気づいて、ぐらぐらと壊れていく瞬間だった

キラキラと
それは生きていた
生命の揺らぎだった

そうやって然るべき時間の中で生まれたたくさんのハエたちの働きによって
マンゴーは受粉する


ここのマンゴーは限りなく無農薬に近い省農薬栽培であり、受粉に使われるホルモン剤は一切使用しない

何を最優先にするか

それは人が選ぶ、生きる術

私たちがホルモン剤をどれだけ危険だと思っても
果実の受粉に関わったホルモン剤の使用は、表記不要だという話も聞く

なんのための規制なのだろう
誰のためのルールなんだろう
美味しさとは何か

私たちは
いつのまにか
大事なことを後回しにしてしまっているかもしれない


今、
顔の見える間柄でお互いの得意なものを交換して暮らせる世界があるといいなと
本気で思っている

それは
自分で選んでいくしかないし
そこをもっと楽しんで
その背景に触れていく時期なんじゃないかなと思う

正誤や善悪じゃない

その生命のゆらぎを感じること

目覚めた魂は
至るところで
その揺らぎに遭遇する
あたりまえを手放して
もう一度自分の感覚でキャッチする
そのためのヒントをここに記していきたい

自分の体験を通して。

コメントを残す

Your email address will not be published.

Latest from Blog

Thriving with Wildflowers

花を摘んで暮らしたい。湧き上がる魂からの希望を叶えにやってきた。里山、京都大原。 ただただ植物を育てたいそして元から生えている野草たちを生かして暮らしたい。 畑や道端や庭で育てるハーブや野菜、果樹。楽

Purify the body

毎年春は気忙しい。蕗の薹から筍、蕗、蓬、お茶の葉、山椒と、あらゆる野草と共に季節の恵みを逃さずありがたく頂きたくて、本当に春が瞬く間。並行して畑も始まり、ジャガイモや春に蒔く人参や小松菜やなどの葉物類

living with plants

春はめくるめく季節の変化にあたふたしながら楽しんでいます。ふきのとうが始まると、そこからはジェットコースターのように、畑やご近所さんでの野草も次々に出てきて食卓に並びます。 毎年、新しい発見があって、

growth&mature

妊娠。子どもたちが生まれる。成長する。 あまりにもあたりまえなことだと思っていたことは、ほとんど、全然あたりまえじゃないし、みんな人それぞれだからから答えは1つじゃないと言うことを女性は自分の身をもっ

Everyday wonders

2026年新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。 年末の忘年会以来、1年ぶりに集まることができた友人ファミリーとの時間子たちのおかげで各大家族となっているファミリー