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The low of nature 01


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「マンゴー、まだ小さいよ〜見てみる?どうぞ」

農園で見せてもらったマンゴーの木にはとてもちいさな花芽が出ている頃だった
モコモコと
ハウスの中を奥の方までたくさんの小さな木が並んでいる

毎日毎日、その花芽を振り落とす作業が延々とつづく
一本の木にできるマンゴーを大切に育てるため、気の長い作業が続く
合間に
ハエがブンブン飛んでいる

果実に一番重要な受粉
それを暑い沖縄では夏場蜂にやってもらうことができない為、
こちらではハエにしてもらう
そのためにハウスの真ん中でたくさんの蛆虫を育てている

「今日は漁師さんに大きな魚をもらってきたから」

魚のアラを数日放置しておくと自然に蛆虫が育っていく
白いちいさな蛆虫の群れが大きなうねりのように魚の上を動き回っている様子をわたしは忘れない


ハエが汚いという記憶はどこからやってきたのか

そういった自分の中の知らないうちにできたちいさな当たり前にハッとする

気づいて、ぐらぐらと壊れていく瞬間

キラキラと
それは生きていた
生命の揺らぎだった

そうやって然るべき時間の中で生まれたたくさんのハエたちの働きによって
マンゴーは受粉する


ここのマンゴーは限りなく無農薬に近い省農薬栽培であり、受粉に使われるホルモン剤も使用しない

何を最優先にするか
それは人が選ぶべき生きる術

私たちがホルモン剤をどれだけ危険だと思っても
受粉に関わったホルモン剤の使用は表記不要だという話も聞く

なんのための規制なのだろう
誰のためのルールなんだろう
美味しさとは何か

私たちは
いつのまにか
一番大事なことを後回しにしてきてしまっているのかもしれない


顔の見える間柄でお互いの得意なものを交換して暮らせる世界があるといいなと
本当に思っている

それは
自分で選んでいくしかないし
そこをもっと楽しんで
その背景に触れていく時期なんじゃないかなと思う

正誤や善悪じゃない

その生命のゆらぎを感じること

目覚めた魂は
至るところで
その揺らぎに遭遇する
あたりまえを手放して
もう一度自分の感覚でキャッチする
そのためのヒントをここに記していきたい

自分の体験を通して。

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