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maka

ふとした時。
makaさんの香りを手首にそっと付け、掌同士をやさしく擦り合わせます。
掌同士がふわっと暖かくなったら
その掌を蕾のように膨らませ、親指とひとさし指の隙間から香りを吸い込むように鼻を近づけて。

自分自身と溶け合う様な香り。
自然な深呼吸。
一生懸命しなくても自然と呼吸が深くなる感じ。
いつもよりも香りにも敏感に、繊細な香りが届きます。
なんなんでしょう。こういうの。


北山にある、調香師青木幸枝さんのお店「maka」。
ブレンドしたハーブティの美味しさに惹かれたのがきっかけでした。
”からだの日”の気功のワークも
タロットを一枚ひいて自分だけのバームを作るのも
どこにも一貫して流れている、幸枝さんの空気感。

穏やかでしっかりと土に根を張っている、
だけど心は遊んでいる。少女の様。その軽やかさ。
今ここに存在しながら少し先を、少し広い世界を感じているような感覚。
少し浮いているような。


1日1組限定、予約制の調香セッションで
「香りには、一歩先行く未来を指し示し人がそれぞれ本来持っている魅力を引っ張りあげて導いてくれるような力があるんです」
という言葉に
ハッとしました。

宇宙から自分に真っ直ぐに届く、
大切なヒントを拾い集めて、香りという形にして差し出してくれる。ギフト。

そんな作業を寄り添って
一緒に歩くように
丁寧に私の感想や印象をメモされる時間。


1度目は
私の勘違いで手にしたのが少し遅かったことで(そのことさえも宇宙の計らい)、
人生が壊れて再生するような大事件に、終始寄り添ってくれて。素晴らしい体験となりました。
あの時に香りがあって救われました。

2度目は
届いた香りに数ヶ月経ってからしっくりくる瞬間が。
新たな門出を数日先に迎える私を祝うような、背中押してくれているような、そして聞こえたのは「だいじょうぶ」。


手のひらを擦り合わせて顔を近づけた時浮かんだ
「手のひらの中は宇宙。」

森の中のような奥深さもしたり、、不思議な体験。

言葉が生まれる前の世界では
こういう体験は不思議なことではなかったのかも。
言葉で表現できないことが
認められていた世界。
今は再び同じように在ることを感じられる時代がきている気配がします。

香りの知らない世界に触れたのは、makaさんのおかげ。
そしてそれは
自然界の目に見えない濃密なエネルギーだと感じます。


わたしはわたしの、可能性を謳歌したい。
今に甘んじず、だからと言って不満もないけれど、
ただただ好奇心という名の探究心が止まらない。

目に見えないものを色々を受け入れていくと、知らなかった世界が広がっていく感じがします。


自分だけのためにある香り
なんて贅沢。
その
奇跡の様な
その時のこれからの自分だけに贈る、香り。

たくさんの香りに、ひとつひとつ、自分の感じ方や沸き起こる感情や記憶を口にすること自体も不思議な体験。
自分を探検するみたいで
本当に面白いです。

そして
この作業そのものが内観。内なる平和につながっている気もしたり。
だからわくわくしてきて無敵。
(慢心や傲慢ではなく)

この自分の変化が楽しくて
そしてその心躍る行為は、自分の変化とともにいつの間にか周囲にも穏やかな流れをもたらして。。

魂が喜ぶこと、
気になっていたり、心惹かれる世界が、ひとつにつながってきているような体験が続いて
今年は目まぐるしいけどおもしろい

だからまた私はmakaの扉を開けたくなるんです。
他に来られてる方は、どんな感じなんだろう。ちょっと違うのかもしれない。笑


_________________________
感じることはひとそれぞれ
正解も不正解もない
いつも思う。
これは私の出逢い。
ここに出逢うのもアリだし、私じゃないあなたのご縁は他にあるかもしれない。

だから鵜呑みにしないで
自分の感覚でtryしてみてください。

植物がただただ与えようとしてくれるように
全ての出来事も存在も、
やはり与えてもらっている必要なことなんじゃないかなと最近思う。
________________________


そして新しくスタートされる
makaさんの
” recover program “

嗅覚を磨くことは、これからのあらゆる社会変化の波や、風に振り回されることなくあるがままで自分を歩んでいく術になるでしょう。

というmaka幸枝さんの一文。


必要な方にここにあるよーって旗を振りたい。
楽しみでなりません。

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