「ホメオパシークリニック芦屋」特別セミナー
第一回 —レメディーを作ってみませんか? 2024.4.12
2024年4月12日、
西陣にて新たな連続講座がスタート。
それは然るべき時間の流れとご縁の中で、
細やかな宇宙の計らいと、個々の湧き出る閃きを携えた有志のもとに。
ホメオパシークリニック芦屋代表、田中めぐみさんによる、6回連続セミナー。
その第一回はトリチュレーションプルービング。
クラシカルホメオパシーの魅力や影響力をプルービングを通して、感じ取って欲しい、個人的な私の強い思いと、
京都のホメオパスで一緒にこの講座の実現に帆走していただいた”こどもの木” 代表松本美紀さんの近しい想いが重なって、今回の開催にはすでに始まる前から感動さえしていました。
ただ、この胸はずむ第一回目に ”トリチュレーションプルービング” の回となったことは、
ひとえに講座の内容を一手に構築してくださっている講師、めぐみさんのお考えによるところです。興味深い。。
また、その原物質は何なのか、というところは私たちも知らないままで参加者のみなさんと一緒に体験させていただきました。
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*ホメオパシーとは
ホメオパシーは、同種療法(似たもので似たものを癒す)の一種で、海外では広く古くから活用され近年日本でも徐々に認知度が広がり注目されてきている自然療法です。この中にも記事がいくつかありますので参照ください
https://kurashino.org/2022/11/24/current-status-of-homeopathy-in-japan/
以下のプルービングにも記載していますが、用いるレメディというものについてだけ少しご説明を。毒性のあるものや日常的に口にするものも全て、原物質が残らない位希釈振盪(しんとう)された液体を砂糖玉に吹き付けたものをレメディと呼び、それをどのように服用するかを(その人の全体像や特徴を注意深くみてから)決めるのがホメオパスです。
またホメオパシーレメディは、植物や動物、鉱物などの自然界にある物質を水で100倍希釈し、振盪する作業を10数回から30回程度繰り返して作られます。この希釈・振盪をどれくらい行ったかで、そのレメディの効力の単位である「ポテンシー」が決まります。薄めれば薄めるほど数字は大きくなっていき、数字が大きい方が薄めた回数が多く、ポーテンシーは“高い”といい、回数が少ない方がポーテンシーが“低い”となります。
*プルービングとは
プルービングは本来、”証明する”という意味です。
ホメオパシー創始者のハーネマンは、健康な人にホメオパシー薬を投与すると引き起こされた症状を記録し、薬効を決めるというプルービングを繰り返し、現在のホメオパシーの体系を築きました。(人体検査)
病気の人に、似た症状をを引き起こすエネルギーをまとったレメディ(砂糖粒)(=ホメオパシー薬)を与えると、打ち消しあい治癒の方向に向かう”類似の法則”があります。
わたしたちは、この世に存在するあらゆるものに影響を受けて生きている。その影響を自分の体で体験し、検証し、持ち寄って集約することでそのものの全体像が見えてくる、という体験です。(わたし調べ)
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レメディを作ってみませんか
というお声掛けだったので作り方を学びに来られた方がおられたかもしれません。
でも実は
「トリチュレーション・プルービング」の目的は、レメディー作成そのものではありません。作成過程で各人に生じる劇的な変化の経験と、そのシンクロの妙味の方にあるのです。
(講師のめぐみさんより)
そのことを知っていたし聴いていた私。
始まってみると、その日集まってくださった参加者さんの感度の繊細さに感動しつつ、一緒に深い自分の中へ入っていけたような気がします。
そして注射のように体に入れるわけでもないし、水のように飲み込むわけでもない、犯されないという安心感。
お腹の辺りで乳鉢をゴリゴリと回す毎に立ち上がってくる微細な粒子。
希釈されていくにつれ、変化していく感覚。
原物質が何かを当てるぞ、と言ったゲームでもなくて
ただただ今を味わい感じること。
そしてそれをその場でシェアする。
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ぐるぐると龍が昇っていくイメージ、心がわくわく
ふわっと花の香り、森の中、苔や土の香り
今までとちょっと違う違和感、自然じゃないものを感じる、それを嫌だなと思う気持ちを見てあげてという気持ち。
洞窟の中。ふわっと柔らかく温かい感じがちょっと変わって暗い、変わったな
ツツジの花畑に包まれる、香り
だんだん体が動きたい、跳ねるような、朝の空気。花の蕾が咲きそう
静かに柔らかい波に乗っている心地よさ
広げたい、すごくあったかい、頭の後ろがあったかい
鼻から上が上に開いている感じ、ちょと軽やかな感じ
無機質、ちょっと冷たい感じ、海の中を揺らいでいる、肌に触れるものに包まれている、
体が暖かくなって眠たい、ひだまりぽかぽか、腕の付け根、羽の付け根みたいなところに急に意識が行くように
羽が開いていく感覚
漂っている。。揺れている。羽が完全に開いて背中に光を浴びているみたいな感じ
色が出てきた
オレンジ、紫、
バッサーバッサーというイメージ
紫とくすんだ茶色、オレンジ、水色、綺麗な緑色
音がよく聞こえる。
砂漠のイメージ。そこに立ってるサボテンみたいな気持ち。
(サボテンとは?トゲトゲは関係なし。周りは乾いているけどじぶんの中は枯れてない、生きてるって感じ。)
お尻や尾骶骨に意識が降りてきた
生えているイメージ、石
ずっと動かないで居た石が峠の向こうの景色を鳥に訪ねる絵本
パンパカパーン祝福やってきた。おめでとうもうなんかそのあるがままでいいよ
黄色ピンク黄緑オレンジ美しい色がぶわ〜っとイメージ
流れるようにドラマティックに。
ストーンと静かにもうずっとこのままでいいみたいな気持ちに
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上記はわたしのメモ。
身体的、感覚的、そしてもっと深い部分。
いろんな世界が入り混じって
自分でもウソでしょ?と自分で不思議に思うような衝動に駆られたりする。
動きたい、体を揺らしたい、横になりたい、羽ばたきたい。。
「あくまで頭で考えているのではなく、今、自分に起こっていることを観察している」 ←これがミソ!!
今回の原物質は
なんと「紋白蝶」でした。
ひょんなことから生まれた講師めぐみさんと愛蝶家の方とのご縁。短命の蝶の奇跡のような体験。
動物を扱うことに少々困惑しながらも、土に還る蝶たちが与えてくれたありがたい時間。
トリチュレーション・プルービング
乳鉢を順番に受け取ってゴリゴリゴリ。。。感じて反芻する。
一定時間、合計4回の希釈をおこなって、自分の手元に何度巡ってきたことだろう。
終盤は、わたしがなくなっていき、大地と一体に感じられ、地面から生える木のような感覚に。
わたしとあなたとすべての境がない、皆が一つという感覚。
驚くような体験でした。。
これ、すごいわ。。。。。
ぜひこの会だけでもまた開催してほしい。
また違う原物質でどうなるのかも興味があります。
でも、原物質のもつ全体像から受け取るものが心地よいものだけに限られないから
原物質の選定はある程度慎重に、そしてやはりそこも講師、めぐみさんだからこその原物質、ということかなと思いました。
「一旦「蝶」の表現が全うされて、「蝶」を超えられたのか。彼れ我れの区別がなくなる。doingでなくbeingになる。瞑想の師がいつも仰る境地の如くでした。」
「私たちのしてる仕事は霊性に関わることなんだと再認識。」 *めぐみさん談
まさしく。納得。
すべてのひとの、霊性が紐解かれる奇跡。
そして
「その様な経験ができるのは、何も特別なことではありません。私たち誰しもに内蔵された能力があるのです。でも現代人は、しばしばその使い方を忘れています。私は、その能力のスイッチを押そうと、手を替え品を替え、試みている者です。」
講師田中めぐみ先生の魅力は、この一言に集約されていると感じています。
わたしもそこをみたい。
のびやかに自分の能力を使って生きること。その世界を少しでもご一緒できたなら嬉しい限りです。。。
ご参加頂きましたみなさま、ありがとうございました。
ひらひらと、蝶々が集団で舞う風景の軽やかさ。
開かれていく可能性に出逢うおもしろさ。
次回は
第2回
(私)と(あなた)をつなぐもの
ー「コンテンポラリー・ダンス」メソッドを使うー「あらわす、つながる」———
初回、私たちは「感じる、表す、そしてつながる」を経験しました。
「トリチュレーション・プルービング」=原物質「紋白蝶」から C4レメディーを作る過程で、
各自の経験をシェアしたのですが、参加者はその間ずっと「蝶々」の「エネルギー」を「感じ」、
言葉や動きで「表し」、自然に「つながり」ひとつになったのです。すばらしい時間でした。
その様な経験ができるのは、何もプルービングに限りません。
私どものカウンセリングでは最終的な場に至ると、似たようなことが起こります。
誰しもに内蔵された「(気)=エネルギー」と「<気づき>=メタ認知」の仕組みがあるのです。
ただおおかたの人は、その仕組みの使い勝手を忘れているようです。
それを思い出して貰うため、ジャンルレスな取り組みをしています。
今回は、私たち自身に宿る「エネルギー」を「感じる、表す、そしてつながる」練習をします。
まずは、見えないものを感じてみる。目を閉じて、皆とつながってみる。
次に、体を動かしてみる。物を使い動かしてみる。人とつながり動かしてみる。
最後に、心を表してみる。それを動きにしてみる。人の動きとつなげて、踊りにする。
「ダンスはいつも必要や欲求にかられて生まれてこなければならない(ピナ・バウシュ)」
「動き」はいつ「ダンス」になるのでしょう?(ならなくても構いません)
「動き」と「ダンス」のあわいの時を、皆でご一緒しませんか?
「ホメオパシークリニック芦屋」特別セミナー
第2回
(私)と(あなた)をつなぐもの
「コンテンポラリー・ダンス」メソッドを使う
「あらわす、つながる」
日程:2024年5月24日(金)
時間:10:00-14:30
会場:心和山 光清寺
住所 : 〒602-8359 京都府京都市上京区七番町339
最寄り : 京都市バス 千本出水バス停より徒歩3分
ナビゲーター:こどもの木 代表 松本美紀
お申し込みは、主催石川奈都子までDMにて、お名前、連絡先、メールアドレス(携帯ではない方が望ましいです)、参加申し込みの内容(全日程、何回目希望か) 通しご参加(全日程希望)、一回のみのお申し込み(2回目以降満員の場合は新規受付ができない可能性がありますことご了承ください)
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「ホメオパシークリニック芦屋」特別セミナー
全日程
1)4/12金曜、西陣石川奈都子写真事務所(環の市会場)、トリチュレーション・プルービング 8500円 材料費とお土産付 *初回は軽めランチ代別途1000円
2)5/24金曜、光清寺、コンテンポラリー・ダンス
3)6/14金曜、光清寺、「動物界」の(私)
4)7/12金曜、西陣、「鉱物界」の(私)
5)9/20金曜、西陣、「植物界」の(私) *日程変更になりました
6)10/11金曜、西陣、「私」とは何か?パート2
*2回目以降各回参加費8000円
*ランチは別途1500円
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神話の世界、瞑想の世界、あらゆる世界とフラットに繋がっていくような感覚が
冒険心、探究心、好奇心を「許し」「認めて」「開き」
”今ここに夢中になる”、という行為の中で
自ずと見えてくる(湧き上がってくる)じぶんのありよう。
この一つ一つの体験が
生きることとまっすぐ繋がっていて
これからのあらゆる場面で、立ち返ることのできる”よりしろ”となりますように。
<参考>
プシューケー(古希: Ψυχή, Psūkhḗ)とは、ギリシア神話に登場する人間の娘の名で、この言葉は古代ギリシア語で心・魂・蝶を意味する。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%83%BC