長男の掛かりつけ医と言える、ホメオパスの先生とのセッションは2年ぶり。
2歳の誕生日の直後に長男が難病を発症し、入退院を繰り返していた大病院の病室へ、見るに見かねた親しい友人からのご紹介で直々に来てくださってからのご縁。
その後、難病が順調に回復して
(といっても壮絶だったのです。そのお話は過去の投稿にてぜひごご一読ください。)
近年世界を震撼させた流行病にも一度も罹らず、ものすごい免疫力を持ちえた息子に、安心してしまっていた。。
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2年前、新学期が始まった直後。
体内の腹部の激痛から、皮膚の湿疹へと、出てくる症状が治癒の方向に向かっているとわかってながらも、状態は見た目なかなか酷く痛々しい。
湿疹がドロドロになっている状態が足の膝裏にしぶとく出ていて、痒みとの戦い。本人は悪くないのに、痒くて掻いてしまう本人を責めてしまった時もあった気がする。皮膚が爛れて、体液のようなものでベトベトになる状態。
何とかその状況と一緒に暮らしながら、
耳にも同様の痒みとドロドロが広がり始めて、それが顔へも広がった。。
でもきっといつか収まってくるはず、と信じて保湿しながらひと月ほど様子を見ていたら、急にドカンと顔が腫れ上がって、いよいよ本人も気にし始めたので(それまで本当によくあまり気にせずにいてくれたことでした。。)危機を感じて慌てて皮膚科を探して、夫に連れて行ってもらった。
この数日のひどい腫れは、”とびひ”だと言われた。
私の仕事がすごく忙しい時期で、行けなかったけど本人からも面白いいい先生だったと聞いてホッとした。
処方された塗り薬は、ステロイドは入ってないものだけを使ったが、あまりにも効いた。
数日で嘘みたいに元通りになって、いつもの我が子の顔に戻った。
ホッとして、
今思えば、その直後受けたホメオパスの先生とのセッション後、あまり真摯に対応してなかった。
その頃、ホメオパシー業界は成熟の過渡期で、個人的に揺らぎを感じていて、その時のセッションもホメオパシーも、わたしの中でちょっと違和感があった気がする。。
と同時に、
直後に行く予定だったおじいちゃんたちとの旅行期間に、あまり酷くぶり返してほしくないという気持ちも、伝えていた。
(治癒の方向として、出るはずだった症状を出し切らずに何らかの形で(例えば薬で)押さえてしまった場合、あらためて再び同じ症状を出すことで本質的に治癒していこうとする流れがある、ということをわかっていたから、皮膚症状が激しく再発することを私が危惧していたのでした)
穏やかに大した変化もなく無事に楽しく旅を終えて、すっかり忘れていた。。
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2年後、同じ時期。春。
今回はいきなり顔に出た。
目の下のクマのあたりから頬骨辺りまでの部分がほんの1日ほどで急激に赤く腫れ上がった。
2年前の一番酷く腫れた状態よりはまだマシだったけれど、誰が見ても2年前の症状を思い出させる状態だった。
慌てた。
咄嗟にもう、静観して酷くさせてしまうことは避けたい、と思った。
とはいえ、またなったってことは今後も腫れる可能性がある、ということにも気づく。
だから、ただ抑えればいいってもんじゃないなと思った。
それで皮膚科でもホメオパスでもなく、あのアレルギー専門の医院ならば、西洋医学も漢方もホメオパシーもフラワーバッチも尿希釈療法も、Oリングで診てくれるから、フラットにそこで診てもらおう、保険も効くし、と考えた。
でも予約が取れたのはひと月後。それもう遅すぎやんw
困って急ぎ皮膚科へ行って、同じ塗り薬を処方してもらって、やっぱりまた綺麗に顔は元通りになった。
違和感。。。。。これじゃ解決していない。
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時期は少し遡るけれど、年明け2月に長男は何年ぶりかに高熱を出した。
38度。相当久しぶりの高熱だった。
心配もあるけれど、確実にフェーズが変わったんだと確信。
それで、いつものマロン先生に見てもらう時期だなと感じたから、
「急がないからタイミングの合う時に一度セッションでみてもらえますか」と2ヶ月ほど前に連絡していたのだった。
*高熱が出ることは健康の証。病原菌が体内に入ったときに、自分で熱を出して追い払う、退治するというのが発熱。
だから、熱を出すことで健康力(治癒力)が上がる、みたいに考えている。
もしくは、治癒できる能力のフェーズが上がる、というようなイメージ。
ホメオパシーのセッションの後にレメディを服用してから高熱が出た場合は、うまくいってるというふうに捉えることが多い。
*実際一般的に子育ちの世界でも似たような体験がある。
発熱した後、ぐーんと語彙力が上がったり、急に大人びた雰囲気がしたり、という人間の成長の変化を、特に何も接種しなかったシンプルな次男では目の当たりにしている。
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話を戻します。
結果的には、SNSで書いた投稿を偶然ホメオパスの先生が読んで(大仕事ひと段落の暁に開いたSNSの最初に出てきたらしい)すぐに連絡をくださったことでセッションが実現した。
(ありがとうございます)
今回、久しぶりに受けてみて感じたこと。
(ここからが本題)
やっぱり、こんなに丁寧な、時間をかけた長いセッションを受けられる、ということのありがたさ。豊かさ。
どんな病院や医院や整骨院など保険のきくところで診てもらっても、2時間という時間、話すことなどないと思う。
初診じゃないんだよ?
症状や、状況や、気になること、この2年間の変化など、
また、セルフケアで使ったレメディがあれば伝える
薬を服用したり塗布した場合などは全て伝える
細かなメンタルの変化や、直接会った時の雰囲気、まとうエネルギーというか波動みたいなものなどももしかすると伝わるのかも。
そして取りとめのないように感じるような学校での環境や、がんばってること、興味のあること、
夢や気持ち、
などなどなど。。
つい私が間に入って説明してしまう場面もあるけれど
基本待ってくれる。
そして膨大なエビデンスや資料が載っているマテリア・メディカ (レメディー事典)との照合、検証、推察。
結局、この日は、処方されるレメディはなかった。
え?こんなに時間とお金をかけたのに?
となることは不思議となかったのは、とても丁寧な現状説明と、
今までの変化についての説明、そしてこれからの可能性についての示唆もふまえて
私には十分な理解を得られる内容だった。
概略としては
今使用している皮膚の薬(塗り薬)の影響がある様子なのでそれがなくなってからの診断である方がいい
このまま良くなっていく可能性が感じられる
この状況でレメディを選ぶこともできるかどうかも含めて検証してみる
皮膚症状は一度で出しきれなくて何度も出てくる場合がある。しかも長い年月抑えていればいるだけ何度も出たり。
なのでこれ以上抑えずに出してしまいましょう
というような話だったと思う。
そして
最後に丁寧に息子と向き合って、一から状況を説明してくれる姿勢にもとてもうれしくて、素晴らしいなと思った。
そう、もう彼は1人の人間なのだ。
と同時に気づいた。
私は、
あの時処方してもらった柔らかな変化をもたらす処方を侮っていたんだなと。
そしてあの時、また酷く腫れ上がってしまうかもと恐れたのはわたし。
今回はきっと、自力で早めに回復したかもしれない、
塗り薬を塗らずとも、そこまで酷くならなかったのかもしれない、と。
ハッとした。
わたしは息子本人の治癒力も、侮ってしまっていたんだ、と。
長くホメオパシーと付き合いながら培ってきた自信と過信。
何事も慢心過信せず、選ぶ受け手もきちんと毎回先生をもみなくては、と思いつつ
自分をいつの間にか過信していたという落とし穴。。ヒエ〜
人生ほんと常に学び!!
気がついたら9年もお世話になっているマロン先生。
今はもう、後に続く素晴らしいホメオパスの育成に尽力されているからちょっと遠い存在ですが。
イチ人間として、母としてとても親近感と信頼と光を感じる魅力的な方です。
掛かりつけ医と言える先生に出逢える奇跡に感謝しながら
わたしも常に精進していきたい、と感じた体験でした。
いや。息子の健康に関してはこれからも常に新たな気持ちで見守りたい。
今度は信頼して待ってみようと思う。
あの2歳の頃の夜中の体験のように。慎重に、丁寧に。
マロン先生自身も40年来のアトピーから回復されて、眩しいくらいに、本来持っておられる魅力が溢れておられる感じで素敵でした。
その説得力たるや💓(キュート)
長きにわたり抑えてきた皮膚症状を出すのはとても大変だと実感がおありの先生だからこその信頼。
そして皮膚症状が出ていても、周囲が思うほど本人はつらくないんだというメッセージも印象的でした。それ以上に、後々深刻さが増すことへの警笛。そして何より、常にいつでも”治ろうとする”人間の生命力のたくましさ、光、実感と信頼と確信。
深い。。。。。
またもや質問などにはお答えできる余裕はなくて恐縮です(すいません記事を書く時間だけでも捻出が大変で。。)
でも、答えは一つではなくて、常に確かめ続けながら生きている。
純粋にわたしの体験談の記録。
いい、悪いじゃなくて、正しい間違ってるだけでもなくて、こういう忘れてしまうような小さな気づきや発見をアーカイブすること。
すこやかな暮らしへの純粋な知恵の分かち合いの小さなヒントになることがあれば、幸いです。