11 mins read

Chaos / Cosmos ( pipiki 2)

セッションが始まっても
最初こちらは流れがわからず様子見だった。むしろ分からないのがいいのかもしれない。
段々と状況が掴めてくる。繰り返される動きと流れ。
大きなうねりのように、揺れるように変化しながら、繰り返す大小の動き。

いつまで続くのか、、と思い始めてしばらく経った頃、終了。
気がついたら1時間以上経過していた。

心地いいとかっていうことよりも
不思議な体験。
体験したことのない感じ。
思っていたよりアクロバティックで、むしろこのセッションを保つ所長の体力は大丈夫か、と心配になる程だった。

でも所長曰く、
その流れも動きも、私から発生しているもので、それを手助けしているだけなのだという。

操体がルーツで
身体は心地よくなったら勝手に治っていくという法則があるらしい。
身体は思考を持たない。
だから”心地よさ”をからだに聞くのだと。


そしてからだに思考は存在しないということは
快楽主義とは種類の違うものであることがわかる。
快楽は思考が伴っているから。

快楽とは違う、
心地よさとは?
体が知っているのだ。
その話はとても興味深かった。

左からそれが出やすい状態に持っていく、アテンドしつつ寄り添っていく。

また、身体は旋回している、とも。
旋回。
この言葉にはびっくりした。
そして同時にこれは間違いない、と直感した。

花もりんごも蒸気も全て、あるものはみんな旋回している。
それを学んだのは森田久美先生。
そこを私は今とても重要に思っているから、旋回、という単語はもうミラクルワードだった。

骨も回る。足の母球がよく動くと
体全体の可動域が高まる!というお話だった。
体験していないけど納得!と。

懸案事項だった足の膝が案の定最中にグキ!っとなり、終わった直後は痛くてまともに立てなかった。
治っていく過程に痛みもありうる。思考がないから痛みも出てくる、というような話があってなんとなく腑に落ちる様な気がしつつも本当に痛かった。
だけど確かに足の裏の地面を掴む感覚が全く違っている様に感じた。
でも痛みが強くてあまりしっかり味わえなかった。

帰宅して翌日、
なんとその膝の痛みがすっかり消えていた。
今までは、この痛さになった時はだんだん更にひどくなり、いつもの整体に救急でかかる必要が出てくるのが常だった。
なにこれ?!
そこでまた、
全ての流れが面白くなってきた。

私も、からだの可能性を探究するのがものすごく好きだから。

なんなんこれ〜〜
頭で考えられることなんてたかが知れてる。
身体は言語化する前に知ってる。
無条件に治そうという方向へいく。そういう世界。なんなん〜〜笑

次のセッションが待ち遠しい。
そして綾部も大阪の素敵なスペースでのセッションもいいけれど市内でも開催してほしいと実感した。
(次回は西陣で開催してもらえることになりました)

こういう体験、
あるんですね。
日々の暮らしの中で知らないうちに身につけてしまった癖や、経験からの知識(記憶)などが自分の体や頭に無造作に溢れかえっている状態から、身体の声を聴いていく。

これ、すごい発見。
勝手に体が喜んで動いていって治していく、って話。

他でも耳にして、ストンと腑におちて光を見るような気持ちになる言葉、
忘れないで生きたいと思うこと、
「治しているのは自分自身」
という言葉があります。
まさしくそれ。

この出逢い、
もう少し続けて様子見てみたいと思います。

そして
ご興味持たれた方はすでに新しい扉の前に立ってます。是非。


https://www.instagram.com/pipiki_laboratory/

コメントを残す

Your email address will not be published.

Latest from Blog

Natural Healing Power

~About Homeopathic Perspective~ <序章>*ホメオパシー療法は世界保健機関(WHO)が認め、現在世界の80カ国以上で用いられている補完・代替医療(CAM)です。欧州では約

sua Tibetan medicine & Beauty

二条駅のすぐ近く。静かな古い長屋の一軒。 インターホンを押すと扉をあけてくれるのはなんともスーーっとした美しいひと。 掌の透明感、まっすぐ揺るぎなく美しい存在感。彼女がSuaを営むセラピスト・大谷百世

Nannan?

台所に立ち 野菜を洗う包丁で切るじゃがいもを蒸す油で揚げるほうれん草を茹でる あらゆる動作の中にわたしと野菜が関わりあう。そして感じる世界。 ふわりと浮かぶお料理と関係ないようなヒラメキにピンとくる腑

maka

ふとした時。makaさんの香りを手首にそっと付け、掌同士をやさしく擦り合わせます。掌同士がふわっと暖かくなったらその掌を蕾のように膨らませ、親指とひとさし指の隙間から香りを吸い込むように鼻を近づけて。

Current status of homeopathy in Japan

ホメオパシーについて、個人的経験談と身近な日本で感じることを記事に書かせていただきました。https://kurashino.org/2022/11/16/classical-homeopathy/